「畳が子供の集中力アップに大きな効果がある」

これは、北九州市立大学の森田洋准教授による研究結果です。

研究対象となったのは、福岡市の進学塾に通う中学一年生と小学5年生の計323名で、「畳敷き教室」と「フローリング教室」で、それぞれ簡単な計算問題を30分間に何問解けるかを調べるといったもので、その結果、

  解答数の平均(問)    正解率(%)   
フローリング教室 129.0 88.5
畳敷き教室 145.7 90.4

と、畳教室のほうが高くなる、といった結果になったそうです。

この結果から、畳には「集中力の持続効果がある」ということがわかるのだとか。

畳が集中力に効果をもたらす理由は、畳の主原料であるい草に含まれる「フィトンチッド」や「バリニン」と呼ばれる成分で、リラックス効果があり、交感神経に作用して甲状腺刺激ホルモンを分泌させ、やる気と集中力の持続に結びつくと考えられているそうです。

子供部屋や書斎を和室にしたり、部分的に畳のコーナーを設けてみるのもおもしろいかもしれませんね!!

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※弊社では、毎月お家に関するいろいろなお話しを掲載したニュースレターを発行させていただいております。

 こちらの内容は、2008年6月号に掲載したものです。